Proof of the existence

シッケブログ

Cat in the Box 感想や考察など

ネタバレ注意!!!

 

 

感想、考察、自分用のメモなど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストーリー

女の子がバズりたいがためにカルト教団の施設に入り大変な目にあうお話。

ハッピーエンドはない。

 

 

 

主人公

21歳の女の子。名前はなくてデフォルトだと「少女」になる。

マイナーなYouTuberで廃墟や心霊スポットなどの動画をアップしている。

姉のツテで安く購入したスクーターにチェーンクリッパーを忍ばせている(強盗か?)

ストーリーの序盤は人生舐めくさったドヤ顔をしているけど徐々にそんな余裕はなくなっていき中盤以降はだいたい泣いているかヤツれた顔をしている…

 

 

 

エンディング1「Roam」

バッドエンド。

館に入り何もせずに帰宅する。

帰宅しようとすると主人公に拒まれるが、なんども帰宅を選択をすると見られる。

館の庭の地形が変わってしまい帰られなくなる。延々と真っ暗な庭(庭というか森?)のような場所を彷徨い続ける。EDタイトルの意味と合致する。

 

EDをナンバリングするならこれは1にするべきじゃないけど俺はこのエンディングを最初に見たので1にした。帰宅しようとするとセリフが何種類もあったので、もしやと思い帰宅を強行したら見れた。予想外だった。

 

 

 

エンディング2「Deceive」

バッドエンド。

EDタイトルのまんま。最後の儀式でもう一人の自分の指示に従うと見れる。

自分の指を捧げ最後の儀式を決行すると館の呪い(?)が一時的に解けて外へ出られるようになる。外へ出られるのは一人だけでもう一人の自分が脱出してしまい、自分は館に取り残されてしまう。

 

 

 

エンディング3「Epitaph」

バッドエンド。

最後の儀式で「もう一人の自分の指」を選択すると見ることができる。館の呪いが解け脱出することができるが…

館を飛び出し一目散に走る少女は道を誤り、崖へ落ちて死んでしまう。

死ぬ間際、姉と食事をする回想が入るがよく見ると館の中にいた天使の像が立っている←めちゃくちゃ怖いし「あ、死ぬやつだ…」って悟った。

物語の序盤で館に入る前に庭を捜索すると「墜落注意」の看板が立っており、その先は断崖になっている。

 

 

 

エンディング4「Divien」

生還エンド。

最後の儀式で「自分の指」を選択すると見ることができる。

指を失うことになるが無事に生還することができる。生還後はPTSDになってしまい姉の問いかけにもまともに答えられない状態になる。

病院の病室で窓の外を眺める主人公だが、窓の外には館のなかにいた「得体のしれないもの」が映る。

唯一の生存EDなんだけど後味の悪い終わり方をする…

好奇心は猫を殺すって諺がすごく当てはまるお話だ。

 

 

上記の4つのエンディングは見ることで実績が解除される。実績の名前がエンディングの名前だと思う。

 

 

 

もう一人の自分

この館は時間軸が狂っていて、もう一人の自分が何人もいる。

過去に訪れた自分が長い年月この館で幽閉されているので発狂している。

目出し帽をかぶってナイフで襲い掛かってくる敵はカルト教団の狂信者だと思っていたけど、あれはもう一人の自分。

目玉のでかいクモのような「得体のしれないもの」も自分の成れの果て。

牢獄に閉じ込められていた人物もよく見るとパーカーを着ていないだけで同じ服を着ている。顔は包帯でグルグル巻きだけどもう一人の自分。

 

「もう一人の自分」たちのなかで唯一、主人公に助言をし脱出方法を告げ協力を仰ぐヤツ。こいつがエンディングに絡む「もう一人の自分」

自分の目を生贄に捧げ脱出を試みるも失敗。眼帯をしている。

こいつも長い年月閉じ込められているので、その間に脱出方法を探し、何人もの「自分」を殺してきたっぽい?

DeceiveとEpitaphエンディングでは最終的に化け物になってしまう。早く館から脱出しないと化け物になってしまうことを悟っていたのか?

Deceiveエンディングでは主人公を残し脱出するけど脱出後の描写はなし。

 

Epitaphエンディングでは崖に落ちて死ぬが、崖の下には死んだ主人公の死体のほかに、何人もの死体が転がっている。よくみると主人公と同じ格好をしている。

 

 

 

 

Deceiveエンディングの後の描写

「もう一人の自分」に欺かれ館に取り残されてしまう主人公だけど、この後の描写的なものを見ることができる。

 

物語の序盤で館に入り何も操作せずに10分間放置する。

すると左の部屋から「もう一人の自分」が現れゲームオーバー。

※このゲームは死んだりしてもタイトル画面へ戻るだけでゲームオーバーという表記は現れない。

 

もう一つ。

物語の序盤でエントランスホールと左の部屋を何度も出入りすると画面が暗転。

主人公1「…?」(驚いた表情)

主人公2「あっ…」(眉をひそめた表情)

主人公1「え?なに…?」(驚いた表情)

主人公2「そうか…そういうことか…」(泣きそうな表情)

主人公1「あんた何なの…?」(驚いた表情)

主人公2「くそ…」(泣きそうな表情)

 

自分はこれはDeceiveエンディングで取り残された主人公が、館に入ってきたばかりの「自分」と遭遇し全てを悟ると解釈している。この演出は好き。

 

 

好きな演出

・地下の祭壇の部屋で迫りくる天使の像から逃げる。再びその部屋へ入ると二度と出られなくなる。先に進むしか道はなく、主人公の顔を徐々に豹変していき最終的には異空間に閉じ込められ「もう一人の自分」の成れの果てに襲われる。

 

 

・ランダムだと思うんだけど、部屋から部屋へ移動するときに画面が一瞬真っ赤になる。

 

 

・地下の祭壇で天使の像が迫ってくるときにセーブをすると画面が真っ赤になる。

 

 

・ランダムでタイトル画面がバグる。めちゃくちゃ怖いパターンもある。

 

 

 

 

感想

この手のゲームは久しぶりにプレイした。

2Dのホラーアドベンチャーゲームが大好きなので他にも面白そうなのがあれば遊んでみたい。

魔女の家やIbのように感情移入できてすごく楽しめた。

僕自身、友達と廃墟や心霊スポットへ行くときは「やばいカルト教団の施設があるから行ってみよう(嘘)」って誘うことがあるので宗教絡みのホラーゲームはどんぴしゃだった。今までプレイしたゲームで宗教ネタはあまりなかったし。

 

ストーリー、音楽はとても好み。

サウンドトラックを買ってしまった。

ただ、話の核心は全ては明かされないのでプレイヤー各々で解釈するしかない。どういう経緯でカルト教団の信者たちは集団失踪したのか?でかい目玉の怪物はなんなのか?潜入捜査した刑事の行方は?穏健派と強硬派の行方…などなど

 

 

箱の中の猫は中身を確認するまでどうなっているか分からない。

好奇心は猫を殺す。